もっと深く聞きたい勤務のアレコレ
「お待たせしました。それで次の質問とは？」
うーん、こんな事を聞いてもいいのか悩みましたが、やっぱり出張ホストと言えばHな事もあるのでしょうか。
「それは……ありますね」
例えばどんな？
「テレフォンHだったりホテルとかでの性感マッサージだったり色々です」
テレフォン？
「電話でする仮想Hみたいなものですね。僕はいっつも赤面しながらやってます」
赤面しながらですか、可愛らしいですね。
「いえいえ、その電話口の向こうのお客様の方が可愛いですよ」
これまたイケメン発言！
「それは流しておいて……性感マッサージの方も聞きます？」
あっはいよろしくお願いします。
「と言ってもこれはもう手や道具を使ったりって言うアレなのですけどね。お客様が恥ずかしがりながら反応してくれるのを見るとドキドキします」
そこはやっぱり男の子！
「茶化さないでくださいよ。性感マッサージも立派な仕事です。」
あ、風俗的に色々ありますもんね。
「そうです。満足するまでマッサージをしますよ」
マッサージって単語がここまでエロティックに聞こえたの初めてです。
「そこは大人の事情です」
ですね。
「もちろんノーマルからちょっとアブノーマルなものまで沢山ありますし、それに応えられなきゃダメですから」
アブノーマルと言うと？
「そこはあまり言えませんね。お客様の大事な部分ですから」
おっとそれは失礼しました。という事は色々な内容があるのですね。
「はい。僕も色々勉強したりして、この場合はどんな方法でしたらいいのか、どうやったらもっと喜んでくれるのか、これは今も毎回が新しいことの発見ですね」
新しいことの発見（ごくり）
「そう言う意味では……まぁそう言う意味でもありますが、僕の場合はお客様の反応もついつい気になってしまうんです。それでいつもとは違う所をマッサージしたら新たな発見があったりして」
そう言う意味ではとてもサービス精神旺盛ですね。
「そうかもしれません。身体のサービスを求めるお客様の嫌がることはしたくありませんし、喜んでもらえることをもっともっと知っておきたいですから」
という事は結構Hなサービスを利用するお客様も少なくない、と。
「まぁそういう事です。やっぱり一人じゃなくって男の人に触って欲しいってその気持ち、僕にもわかりますから」
お、男に触られたいのですか？
「いやいやいやいや、異性に触れられたい触りたいって気持ちですよ。もちろん男性のお仕事もあるらしいのですが」
それはそれは……出張ホストの意外な一面ですね。
「そうですね。出張ホストは何も女性だけではなく男性でも気軽に使えるように配慮していますし、三人で。ってのもありますから」
それは夢の3Pと言うやつですね。
「結構はっきり言いますね。そんな所です」
それはロマンが広がりますね。
「友人とするにはその後が怖いですからね。そう考えると出張ホストと言うのはいい具合に選択肢に入ると思うんです」
そうですね、そんな使い方もあるなんて知りませんでした。
疲れたりしないのか？
そう言えばそんなアハンウフンな事をしていて、疲れたりはしないのですか？
「アハンウフンってまた古いものを……そうですね、疲れないと言えば嘘になりますが、それ以上に満たされた顔をしてくれるお客様を見ると疲れなんて吹っ飛びますよ」
そういうものなのです？
「そういうものです」
出張ホストと言うのは奥が深いですね。
「どの職業についても奥が深いと僕は思いますよ。出張ホストは出張ホストなりに難しい所や大変な所もありますし、それは他の職業でも言えることでしょう？」
正論ですね……目から鱗です。
「そこまで感嘆しなくても（笑）どっちにしても、出張ホストと言う仕事についているのだから、出張ホストのプライドってものもありますよ」
プライド、ですか。
「お客様に喜んで貰いたい。お客様に満足して貰いたい。それが出来てようやく出張ホストって職業をやっててよかったなと思うんです」
喜んで欲しい、と。
「厳密には『癒やしたい、笑顔が見たい、満足してもらってデートを終えたい』ですかね」
ふむふむ。それはまた凄いお話ですね。
「凄いお話に見えるかもしれませんが、出張ホストを必要としてくれるお客様には一人一人しっかり向き合って対応していきたい、そう思ってますよ」
一人一人にしっかり向き合える。そんな出張ホストなら私もお願いしたいですね。
「その時はよろしくお願いします（笑）」
それでは、今回はお話頂きありがとうございました。
出張ホストSWEETでは色々な対応を求められます。
あなたの長所も短所もここではとてつもない強みになるかも？
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