出張ホストを始めようと思っている方にとっては、自分が接することになるお客様がどんな人であるのかは重要な問題かもしれません。
もちろん一口に「客層」と言っても実際には千差万別な現実があるのですが、そこには大まかな傾向があるのも確かです。
今回紹介するのは、そうした出張ホストの「客層」に関してです。
それでは、早速見ていきましょう。
過度な期待は禁物!
出張ホストの業界に入ってくる、あるいは入ろうか悩んでいる新人さんの中には、さまざまな意味でお客様に対して「誤解」を抱いているというケースがあります。
その中でも少なくないパターンの一つが「自分好みのお客さんと付き合えるのではないか?」という期待感に似た誤解です。
最初に言っておきますが、出張ホストの仕事の中で自分好みのお客様に巡り会える可能性は(全くとは言わないものの)ほとんど無いと言えます。
またお客様とプライベートな関係を持った場合でも、後々それがトラブルに発展するケースも少なからず存在しますので、基本的にお客様に対しては「仕事」としての役目に徹して接するのが良いでしょう。
では実際のところはどうなのか?
一方でもう一つ、新人さんに多い誤解としては「何か酷い目に遭うのではないか?」というような不安・恐怖感に近いパターンも多くあります。
もちろんこうしたリスクは現実としてゼロでは無いのですが、ややオーバーに捉えられがちであるのも確かです。
そこでここからは出張ホストにありがちなお客様に対する誤解、および客層に関する実際の傾向について詳細に見ていくことにします。
「性的サービスを強要される」という誤解
まず出張ホストをする上で非常に多い誤解が「お客様に性的サービスを強要されるのではないか?」というものです。
実際には出張ホストの仕事において性的サービスを強要されることは「全く無い」とまでは言えないもののあったとしてもごく僅かであり、当然ながらホスト側でこれを拒否することが可能です。
出張ホストはまずお客様がホストを指名し、その上でホストと連絡を取り合ってサービス内容等を決定し、双方が合意をした時点で初めてサービス開始となります。
あらかじめサービス内容は合意の元決められているため後から性的サービスを要求されるということはほとんど無く、またもし万が一要求されたとしてもそれに応じる義務はないのです。
「お酒を強要される」という誤解
同じような誤解としては「お酒を強要される」というものも多くあります。
これに関しても先に述べました通り、出張ホストは指名の後にサービス内容等を決めるため、お酒が苦手な人の場合あらかじめその旨を伝えておくようにしましょう。
もし万が一当初の合意に反してお酒を勧められた場合にも、当然のこととしてそれに応じる義務はありません。
年齢層は40代が多い
出張ホストを利用されるお客様の年齢層は20~60代と非常に広いのですが、その中でもボリュームゾーンとされるのが40代であるとされます。
なぜ40代なのか?その理由についてははっきりとした答えはないものの、40代は女性の性欲のピークとなる年代であること、働いている女性の場合収入が安定して余裕が出てくる年代であること、子育てをしている女性の場合には子供がある程度大きくなって時間的な余裕が出てくることなどが要因として考えられています。
水商売・風俗系の女性も多い
出張ホストは普段キャバクラ・スナックや風俗などで働いている女性も多く利用する傾向があるとされます。
こうした仕事は通常の接客業に比べてさらにストレスが溜まりやすく、話を聞いてもらうことなどでそうしたストレスを発散したいというニーズがあるようです。
男性客も少なくない
出張ホストを利用されるお客様は女性ばかりではなく男性客も少なくはありません。
こうした男性のお客様で多いのが所謂「売り専」、つまり同性愛的な欲求を満たしたいというケースです。
またその他にごく僅かではあるものの、異性愛者の男性のお客様が利用されることもあります。
その他特殊な性癖を満たしたい人
その他のお客様として意外にも多いのがお客様自身の特殊な性癖を満たしたいというケースです。
夫や彼氏などの顔見知りにはとても言えないようなプレイ願望を、出張ホストを利用することで満たしたいと考えるお客様は多くいらっしゃいます。